『聖獣魔伝ビースト&ブレイド』
1996年発売/スーパーファミコン/シミュレーションRPG/株式会社BPS
電撃スーパーファミコンで連載されていた読者参加型RPGをゲーム化したもの。読者参加型RPGとは、自分のキャラクターの能力やイラスト、行動などを往復はがきに書いて編集部に送り、キャラが取った行動によって物語がどう動いたかを雑誌連載で伝えていく企画のこと。インターネットの普及により新しい形に進化するのかと思いきや、なぜか廃れてしまった文化である。
原作、本作ともにビースト(魔物)を仲間として使役できるのが大きな特徴で、その辺のモンスターだけでなく強大なドラゴンや天使、悪魔なども仲間にすることができる。シミュレーションRPGとして見れば可もなく不可もなく(進行不能バグがあるようだが)、普通に楽しめる。
町人のほとんどを仲間に出来ることからも分かるように、自由度はかなり高い。当然マルチエンディングである。
最初の町はさすがに簡単なデザインのビーストしかいないが、物語が進めばドラゴンだのワルキューレだのオーディンだのも仲間に出来る。
11の聖獣王を操作し、11の魔獣王と戦っていくのがメインの展開となる。