『夜光虫Ⅱ 殺人航路』
1999年発売/ニンテンドウ64/アドベンチャー/株式会社アテナ
おそらく64唯一のサウンドノベル。前作『夜光虫』とは、船上が舞台であることを除けば直接ストーリーの関係は無い。前作では分岐によってまったく異なる短いシナリオが展開されたが、今回はちゃんと軸となるメインシナリオが存在しており、メインシナリオをクリアすることでおまけシナリオへの分岐が解禁される仕組みになっている。
既読オートスキップが無いなど、繰り返しプレイをあまり想定されていないシステムは少々不親切だが、ストーリーはそれなりに楽しめる。ただトータルで見れば「テキストが縦書きになった『かまいたちの夜』」でしかない印象。
前作と異なり任意にセーブできるようになった。ただエンディング後のセーブデータを使わないとおまけシナリオが解禁されず、最初からまたプレイしないといけないので少々不便。そういうフラグはシステム用のセーブデータで管理しておいてほしいが…。
前作のゲームボーイ版も同日発売されている。