『ドンキーコング』
1983年発売/ファミリーコンピュータ/アクション/任天堂株式会社
ファミコンの本体と同時発売されたローンチソフトの1本。『ドンキーコングJR.』『ポパイ』もローンチソフトなのだが、50音順の関係か本作がその代表として扱われることが多い。気がする。
アーケード版の移植作で、2面にあたる「50m」がまるまるカットされている点を除けば、ゲーム性自体はかなり忠実に再現されている。アーケード筐体を家庭で遊べるというファミコンの強みを存分にアピールした作品であり、マリオのデビュー作であり、宮本茂氏の発作品であり、かつジャンプアクションというジャンルの草分け的存在でもある。家庭用ゲーム史に名を残すもっとも偉大な作品の1つであることは間違いない。
使うのは移動のための十字ボタン、ジャンプ用のAボタンのみ。ジャンプアクションの元祖とも言える。
「マリオ」という名前がついたのは、実はアーケード版『ドンキーコングJR.』以降。当初は「ジャンプマン」と呼ばれていた。レディも本名が「ポリーン」であることが判明して以来、そちらの名で呼ばれている。