『ストバスヤロウ将』
1994年発売/スーパーファミコン/スポーツ/株式会社ビーアイ
月刊ジャンプで連載されていた3on3のバスケ漫画のゲーム化作品。グラフィックはまあまあの出来で、塩田信之氏の手によるヒップホップなBGMもなかなかの聴きごたえ。ただ肝心のゲーム性はどうにも単調で、ディフェンス側がオフェンス側のボールを奪う手段がパスカットかリバウンドくらいしかなく、ダンク性能の高い選手にドリブルでゴールまで接近されるとなす術がない。
原作は2巻で打ち切られているうえにどう考えても人気が出るような内容ではなく、最初からゲーム化を見据えたタイアップ…いわゆるクロスメディアプロジェクト(それも『SLUM DUNK』人気に無賃乗車を目論んだ)的なものだったと思われる。ちなみに漫画版作者の香坂こうじは本作以外は読み切りすら発表しておらず、漫画賞などの受賞歴もないという謎だらけの人物。
ブラッディブルは原作未登場。エンジェルピアスの面々はヒロイン枠で出てきたメンツだが、チームは組んでいなかった。
ノーコンティニューで進むと隠しチーム「ドリームス」が出現。ドリームスとの勝敗でエンディングが変わる。
各選手ごとにゴール、ダンク、フリースロー、ジャンプ、スピードの性能に違いがある。