『必殺道場破り』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/アクション/シグマ商事株式会社
道場の師範となって他の流派の道場に殴り込みに行き、武道界の統一を目指すという成長・シミュレーション要素もあるアクションゲーム。道場破りに成功すればその流派の技を自分も使用可能になる。敵もこちらの道場を狙ってくるため、弟子を育成したり、流れ者をブチのめして部下にしたりして対抗する必要がある。
アイデアは非常にユニークで面白いのだが、ファミコンソフトの中でもだいぶマイナーな位置にある。難点は飛び道具の流派「手裏剣」がいくらなんでも強すぎて、手裏剣を連発していればたいていの敵に勝ててしまうこと。ゲームバランスがもう少し練られていれば文句なしの傑作になっていただろう。
特殊技、必殺技にあたるものが無いのがちょっと残念。
他の流派同士が争い、一方を配下に治めてしまうこともよくある。この辺は戦国シミュレーションぽい。
ぶっちゃけ弟子を訓練してもたいした時間稼ぎにはならないので、自分の修行にあてたほうが良い。
道場を破ることで自分の名が上がり、富も得られ、武人としても強くなれるというわけ。これはモチベーションが上がる。
道場主はいずれもキャラが立っている。手裏剣のほか、リーチの長いムチもかなり強力な流派。