『ゾイド2 ゼネバスの逆襲』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/RPG/東芝EMI株式会社
シナリオ担当は「ゾイドバトルストーリー」の著者、窪内裕。ゾイドという概念自体を捉え損ねていた前作『中央大陸の戦い』と比べるとさすがに設定・物語はしっかりしており、なかなかドラマチックな展開を見せる。当時のRPGのお約束としてノーヒントの謎解き、稼ぎプレイ必須の厳しい戦闘バランスのおかげで苦労させられるが、ディープなファンなら触って損はしない内容だろう。
説明書右下のゾイドマークは、45ページのプレゼントキャンペーン用のもの。
戦闘システムは前作と同じくFPS画面で展開。データ画面のゾイドのグラフィックはファミコンながら頑張っており、見ているだけでも楽しい。容量節約のためかゾイドの名前がすべて平仮名になっており、少々迫力に欠ける。あろざうらー。
本作のMSX2版は残念ながら発売されなかった。久石譲の手に寄るゲームミュージックCDは非売品で、「ゾイドバトルミュージック」と並ぶ超レア物。