『スプラッターハウス わんぱくグラフィティ』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/アクション/株式会社ナムコ
呪いのマスクを身に付けて怪人となった主人公が、自分以上のバケモノ連中を鉈や斧で惨殺していく陰鬱なホラーアクションをコミカルにアレンジ。前作の雰囲気はまるで残っていないがアクションとしては無難にまとめられており、ホラー映画のパロディネタも多くじゅうぶん楽しめる出来。ステージ2以降の難易度はわりとガチだが。
本作のリックは「墓場から蘇った」という設定になっており、『スプラッターハウス』のリックとは大きく境遇が異なる。これは設定変更ではなく、エンディングの伏線となっている。
レベルアップで成長する要素があるが、パスワードでコンティニューすると最大HPは初期状態に戻る。
慣れれば1ステージは数分でクリアできるので、エンディングまでは1時間もかからない。
「このゲームの結末だけは決して誰もにも言わないでください」と言うのはホラー映画にありがちなハッタリ…ではなく、本作のエンディングは確かに衝撃的な内容になっている。