『ジョーダンVSバード ONE ON ONE』
1993年発売/メガドライブ/スポーツ/エレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社
バスケゲームの中でも珍しい1on1の形式を取った作品。海外ではファミコン(NES)版も発売されている。プレイヤーが操作できるのはNBAの伝説的トッププレイヤー、マイケル・ジョーダンとラリー・バードの2人のみで、他の選手やチームは一切登場しない。「この2人だけでじゅうぶんゲームとして成り立つゼ!」という自信の現れか、2人へのライセンス料で予算が尽きたのかは知らないが、思い切りが良過ぎる。1対1の勝負が終わればそれでゲーム終了なので特に目標といったものもなく、ずいぶんストイックというかモチベーションの保ち方が謎な1品。
同キャラ対戦はできず、2人の能力はほぼ同じ(多分)。ついでに言うとゲーム中の彼らの動きはけっこうノタノタしている。
MUSICをONにしても試合中はほとんど無音で、シュートが決まった時に観客の歓声が流れるくらい。
専用ミニゲームは2人それぞれに用意されているが、ジョーダンのほうがやや凝った作りになっている、ように見える。どちらもハイスコアが記録されたりはせず、3回遊べばもういいやという気になる。