『ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏』1988年／ファミコン

『ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏』

1988年発売／ファミリーコンピュータ／アクション／株式会社ビック東海

　基本は横スクロールアクションで、ピストルやキックを駆使して攻撃する。特定の地点まで進むと敵から死角攻撃を受け、一人称視点の狙撃シーンに切り替わる…というシステム。街中で堂々大立ち回りを繰り広げたり、敵に先制攻撃を許したりとどうにも一流スナイパーらしくないが、ゲーム性とあまり関係ない部分で妙なこだわりが発揮されており、原作愛をひしひしと感じられる。難易度は極悪の一言。

コンティニュー回数を｢放映回数｣に見立てる謎のこだわり。計51回もコンティニューできるが、はっきり言ってそれでも足りないくらい難しい。

3D迷路を進むシーンも。ポーズするたびに主題歌モードに切り替わり、カラオケで元気に歌うことができる。

会話シーンではわざわざゴルゴを振り向かせるための操作がある。後ろに誰も立たせないためだろうか。

ゴルゴにダメージを与える海そうとは？

根性論すぎる攻略アドバイスの数々

◆スペシャルブック

ソフト同梱の34ページフルカラー小冊子。中身はさいとう・たかを先生のインタビューに加え、9枚の描きおろしイラスト、ゴルゴの使用銃紹介(実写)、キーワードとなるCIA・KGB・ナチス第3帝国についてのテキスト、終盤までも含めた各ステージ紹介など。説明書ではないので一部の掲載に留めるが、非常に充実した内容である。