『FIFA Road to WORLD CUP 98 ワールドカップへの道』
1998年発売/ニンテンドウ64/スポーツ/エレクトロニック・アーツ株式会社
『FIFA』シリーズ5作目で、本作以降『FIFAワールドカップ』シリーズとして独立路線が展開されることになった。プレイステーションにサターンにメガドライブ、海外のみSNES(スーパーファミコン)とゲームボーイにも移植されているが、それらの中でも64版は1つ頭抜けて評価が高いようだ。実況や観客席の声援など臨場感はかなりのもので、グラフィックも悪くない。
1998年、日本が初めてFIFAワールドカップに出場した年に発売されたのだが、当時まだまだ日本では『FIFA』シリーズはサッカーゲームの中でもマイナーな立場。FIFAワールドカップ自体の盛り上がり(いろんな意味で)に反して、ゲーム自体はあまり話題にはならなかった。
1998年のアジア勢チームは調子が悪く、どこも決勝トーナメントに残らなかった。日本は予選グループHで、アルゼンチンはおろか同じくFIFA初出場のクロアチアやジャマイカにも勝てず、堂々3連敗を喫した。当時は「1勝くらいできるだろう」となぜかみんな楽観視していた。
『FIFA98』は、シリーズで初めてチームエディットが取り入れられた作品でもある。
シリーズで初めてオフサイドが搭載された作品でもある(オフサイドをあえて無視しているサッカーゲームは少なくない)。