『メタルマックス2』
1993年発売/スーパーファミコン/RPG/株式会社データイースト
スーパーファミコンで発売されたRPGの中でも最高峰の1本。戦車を駆って賞金首を倒し、得た賞金で装備を整えてさらなる強敵に挑む…という流れは第1作目と同じながら、「育ての親の仇討ち」というストーリーの縦軸が追加された。前作より自由度はやや下がったものの、本作は無数の「ムダ」に溢れている。倒さなくてもいいボス、行かなくてもいいダンジョン、聞かなくてもいい情報、まったく意味のないアイテム、何の得もしないイベントといった不真面目な要素の数々は「ポスト・アポカリプスの世界で気ままに生きる」というモンスターハンターのロールプレイを充実させてくれた。
ニンテンドーDSで発売されたリメイク作『メタルマックス2 :リローデッド』は歯ごたえとやり込み要素が強化されており、こちらもまぎれもない傑作だが、ほどよいボリュームと難易度のスーファミ版も今なお通用する面白さの名作である。
インテリアショップの「大金を消費してムダなものを買う」という遊び、当時のRPGとしては斬新だった。
C・Dモードの敵味方一斉攻撃の派手さとスピード感はクセになる。
戦車No.2装甲車の入手方法は作中ではいっさいヒントが無い。この説明書に載っている「スナマミレン」という名前が唯一の手掛かりだったりする。
本作のS-Eはぶっちゃけ趣味の領域。攻撃力が主砲に劣る状況がほとんどなので…。
重さのある戦車道具はてつクズとナマリタケのみ。
特殊砲弾はホローチャージ(改心率アップ)さえ積んでおけばなんとかなる。