『メタルマックス』
1991年発売/ファミリーコンピュータ/データイースト株式会社
文明崩壊後の世界を舞台に、戦車を駆って賞金首どもをブチ倒すモンスターハンターとなってやりたい放題できる革新的RPG。説明書は全64ページの超ボリュームで、後半は戦車関連のシステムを丁寧に説明するのに費やされている。説明書内のイメージイラストは「桃太郎伝説・電鉄」シリーズや「ファミコン神拳」でおなじみ土居孝幸。本作の制作にガッツリ関わっているミヤ王(宮岡寛)、キム皇(木村初)、カルロス(とみさわ昭仁)の3名が登場している。
自由度の高さをアピール。今では珍しくないフリーシナリオRPGも当時は斬新だったと思う。
さりげなく書かれているが「モード」の各項目の充実ぶりもこの時代では貴重。
序盤の街やフィールド、展開をわざわざ説明書でフォローしているのも、本作の高すぎる自由度ならでは。説明書としての完成度は異様に高い。
全滅のデメリットは戦車が置き去りになること。「全滅するような強敵揃いの地域に生身で回収しにいかなければならない」という厳しい展開になるが、そのために「レンタルタンク」屋があるのだ。
戦車を1人でも操縦できるようにするため生まれたのがCユニットという概念。
エンジンの記号の意味、初めて知った。