レトロゲームの説明書保管庫

所持しているゲームの説明書を気ままに載せていきます。

『ゴルビーのパイプライン大作戦』1991年/ファミコン

『ゴルビーのパイプライン大作戦』

1991年発売/ファミリーコンピュータ/パズル/株式会社徳間書店

 

 発売当時、日本で大人気だったソビエト連邦及びロシア連邦の政治家、ゴルビーことミハイル・ゴルバチョフがなぜか全面に出ている落ちものパズル。モスクワ~東京間(約7500km)を日ソ友好のパイプラインでつなごう、というもの。ルール自体は非常にわかりやすく、画面右から左端へ、パイプラインを途切れなく通していけばOK。パイプラインが長ければ長いほどスコアも伸びるのだが、落ちものパズルの醍醐味である「連鎖」が起きにくく、難易度の高さのわりに微妙に爽快感に欠ける出来となっている。
 本作の制作について。Wikipediaによると「ソ連大使館にゴルバチョフの肖像権の使用許可を申請している」というのが通説のようだが、出典となる文献が見当たらない。仮に申請していたとしても、その申請が通ったかどうかは不明である。また、申請が通ったのならその旨を説明書なりパッケージなりクレジットなりに記すべきだと思うが、どこにも書かれていない。ここから導きだされるのは非常にシンプルな結論であるが、不用意に歴史の闇に触れるのは得策ではないと申しあげておこう。

 

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ちなみにMSX2版があり、そちらのほうがゴルビーの顔がリアルになっている。

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具体的になんのパイプラインかは不明。

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まだまだ、閉ざされているのだなあ

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ちなみにゲーム中にポーズしても盤面が消えないため、ポーズ中にじっくり考えることができる。