『ウェイン・グレツキー 3Dホッケー』
1998年発売/ニンテンドウ64/スポーツ/ゲームバンク株式会社
ウェイン・グレツキーは「アイスホッケーの神様」と言われるほどの有名プレイヤーで、グレツキーはもちろん、NHL(ナショナルホッケーリーグ)の選手たちが実名・画像入りで登場する。スピーディーな展開にも関わらず選手・パックはわりと見やすく、なかなか迫力ある試合が展開される。
海外版は1996年に発売されており、ニンテンドウ64初の4人プレイ対応ゲームとしても知られる。ぶっちゃけ日本ではそれほどの知名度もないアイスホッケーゲームをなぜ2年越しに移植したのか不思議に思われるかもしれないが、本作の発売日は冬季長野オリンピックの真っ最中(1998年2月8日)である。要はウィンタースポーツ需要目当てだったのだろう。
海外版は何故かアーケード版とほぼ同時に発売された。当時のゲームメディアでは「スピード感と4人同時プレイは評価できるが、AIが弱くてシングルプレイが盛り上がらない」という評が一般的だったようだ。
アイスホッケーゲームには乱闘がつきもの。わざわざ専用のコマンド操作を用意しているゲームも少なくない。