『道 ~TAO~』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/RPG/株式会社バップ
適当な戦闘バランス、お使いだらけのシナリオ、微妙なグラフィック、笑わそうとしているのかしていないのか判断しづらいテキストと、褒めるところが少ない世紀末RPG。宗教をテーマにした世界設定はよく作り込まれていると思うが、専門用語連発で独特の世界観を説明されるので、プレイしているうちに変な宗教に勧誘されているような気になってしまう。「スタッフの本気ぶり」が悪い方向に発揮された例。
線路脇にいる背後の恐竜を無視して、キレ顔で刃物を片手に向かってくる主人公。腰まで地面に埋まっている人と、山のようにデカいジジイ。すべてが狂ったイラスト。ちなみに恐竜は乗り物だったりする。
アンゴルモアだのヒスターだの、「ノストラダムスの大予言」の影響が色濃い。
コマンドは漢字一文字で表示される。つうかいデンキあんま!
バトルではAボタンを連打することで攻撃力が上がる。このシステムを採用したRPG、うまく行っている例を見たことない。
アイテムがいちいち思想強め。