『ラディア戦記 黎明編』
1991年発売/ファミリーコンピュータ/アクションRPG/テクモ株式会社
『ゼルダの伝説』シリーズを彷彿とさせるトップビューのアクションRPG。敵との戦闘はエンカウント方式で、最大5人の仲間と共に戦うというなかなか目新しいシステム。かなり力の入った作品であることは伺えるがすでに時流がスーパーファミコンに移りつつあった時期でもあり、いまいち話題にならなかった。「黎明編」とあるが続編は発売されないままに終わっている。ただ、ストーリー自体はいちおう本作のみで完結してはいる。
テクモシアター第7作だけあってグラフィックも悪くない。
普通のRPGなら「逃げる」にあたる「しにまね」で敵をやり過ごすのがユニーク。「逃げる」だと画面移動しないと不自然だからだろう。
説明書のイラストは、後に週刊少年ジャンプで『地獄戦士魔王』を連載した苅部誠によるもの。