レトロゲームの説明書保管庫

所持しているゲームの説明書を気ままに載せていきます。

『赤川次郎 魔女たちの眠り』1995年/スーパーファミコン

『赤川次郎 魔女たちの眠り』

1995年発売/スーパーファミコン/アドベンチャー/株式会社パック・イン・ビデオ

 

 赤川次郎のサスペンスミステリ『魔女たちのたそがれ』『魔女たちの長い眠り』を下敷きにしたテキストアドベンチャー。『たそがれ』を下敷きにした第一幕、大きく4つの物語に展開する第二幕に分かれており、『長い眠り』は第二幕の一編として展開される。

 さすが大ベストセラー作家だけあって大筋の物語は面白く、謎が謎を呼ぶ目まぐるしい展開、予想を裏切る意外な真相と、お手本のようなエンタメぶり。ゲームとしては無難な出来だが文章スキップ機能、途中からの読み返し(第二幕からの読み返しは可能)、エンディングリストなどが無く、やや不親切に感じられる。プレイステーション版の『魔女たちの眠り 復活祭』は上記の機能に加えて新シナリオも追加されているので、今から遊ぶならこちらがオススメ。その後発売されたウィンドウズ版『魔女たちの眠り 完全版』ではなぜかPS版の追加要素がごっそり削られており、完全版には程遠い内容。

 

登場人物リストを完成させると、完結編である「第三幕」を遊べるようになる。

主人公は『たそがれ』と同じ人物(津田)だが、名前は変更可能。