『寺尾のどすこい大相撲』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/スポーツ/ジャレコ株式会社
ファミコンの相撲ゲームとしては『つっぱり大相撲』に続く2作目。逆転要素が薄いうえ、キャラの成長要素がどうにもかったるく、寺尾が出ていること以外のウリが見出しにくい。出来が微妙なところも含めて典型的な有名人ゲーム、タレントゲームの一種と言える。
説明書表紙にある「監修:松ヶ根親方(元大関若島津)」の部分はシールで隠されている。まあ、なんかあったのでしょう。
格上の力士に勝つと入手できる経験値を、新しい技と交換することができる。番付が上がるほど経験値を貯めづらくなる仕様は調整ミスに近い。
「相撲でRPG」という目新しさ、「寺尾が悪の力士を倒すため日本漫遊」というバカな設定がたびたび取り上げられる日本一周編だが、面白いかと言われると…。日本一周編で覚えた技を引き継いで昇進編に挑むこともできる。
横綱になったあと、「パスワードで再開せずに二場所連続優勝」でエンディングに到達する。条件が少々わかりにくい。