『ワンダーモモ』1987年／PCエンジン

『ワンダーモモ』

1987年発売／PCエンジン／アクション／株式会社ナムコ

　特撮ヒーローショーの体裁を取り、舞台のうえで展開される変わり種のアクション。演出やグラフィックはかなりイイ感じなものの、難易度は相当にシビア。それこそヒーローショー並に殺陣の手順を覚えておかなければならないパターンゲーでもある。

　アーケード版の移植作で、アイドル＋特撮というオタク丸出しの題材、しかも主人公が盛大にパンツを見せながら戦う美少女という尖った作風は当時のゲーセンでは盛大に浮いていた。PCエンジン版はかなりのアレンジ移植となっており、ステージ数が減っている代わりにモモの水着姿だの入浴シーンだのが追加されている。正しい判断と言えよう。

PCエンジン版のイラストはときた洸一が担当。

このページには載っていないが、空中から弾を撃ってくる敵(サイクロン)がかなり厄介。ジャンプキックを外すとかえって被害が大きいので、無理に倒そうとせず歩いて弾を回避したほうがいい状況も多い。

ワンダーモモを演じる主人公・神田桃は、『アイドルマスター』の765プロ所属であることが後付け設定で明かされている。