『ロボットポンコッツ 星(スター)バージョン』
1998年発売/ゲームボーイ/RPG/株式会社ハドソン
いわゆるポケモンライクRPGのひとつ。星バージョンのほか太陽(サン)バージョン、月(ムーン)バージョンが発売されている。カートリッジに時計機能、スピーカー、赤外線通信機能などが搭載されており、『ポケモン』には無いさまざまな遊びを提供している点は評価できる。ただ戦闘バランスは適当でストーリーは悪ノリ過剰、150種類いるロボポンのデザインもいまいち垢抜けず、トータルで見ればまあまあ微妙である。
女性キャラの乳が異様にでけいことで有名な漫画版(タモリはタル・著)は、原作のデタラメ極まりないストーリーに整合性を持たせつつ、ロボポンたちのデザインもシャープかつ格好良くアレンジしており、バトルものとしてもじゅうぶん読み応えのあるものになっている。ぶっちゃけ本シリーズの印象はこの漫画版の影響が非常に強い。面白いしでけいので読みなさい。今。
ゲームボーイアドバンスの続編『ロボットポンコッツ2』ではタモリはタル版デザインのロボポンが多数出ているが、ヒロインのロルは『1』そのままであった。別人と言うレベルではないので仕方ないのかもしれないが。
ブートタイプの基礎性能は大したものではなく、パーツ・ソフトを装備できないデメリットがデカ過ぎる。
各種ミニゲームで対戦できるため、通常のバトル以外にもロボポンの活躍の場があるのはいいアイデア。『ポケモン』の「ポケスロン」などより早い。
メールの送受信ができ、ポケベルとも通信できるというGB KISSを標準搭載。時代を先取りし過ぎていた感がある。