『マルサの女』
1989年発売/ファミリーコンピュータ/アドベンチャー/株式会社カプコン
伊丹十三監督の日本アカデミー賞受賞作「マルサの女」をゲーム化。国税局査察官、通称“マルサ”となって脱税企業を調査するという設定はアドベンチャーゲームとしてはなかなか新鮮。ストーリーはほぼ映画と同じだが、わりと親切に作られているので原作を知らなくても楽しめるはず。写実的なグラフィックの描き込みも雰囲気を出しており、映画原作ゲームの中ではしっかり作られている部類。
場面に応じてコマンドが増減する。無駄に総当たりしなくてもいいのは親切。
専門用語が多く、漢字も使われていないので、テキスト理解にはやや知識を要する。