『ボールジャックス』
1993年発売/メガドライブ/アクション/株式会社ナムコ
ナムコ製なのにドマイナーな1本で、カニ型のロボットがハサミを飛ばして相手のボールを奪い取る、という「ニュータイプ・アクション・スポーツゲーム」。あまりにも独自性が強く、普通の人はまずタイトルがなんのことだかわからず、パッケージイラストを見てもジャンルすらよくわからず、実際のプレイ画面を見ても何が行われているのか全然わからない。たぶん発売当時もそんな感じでスルーされていたタイトルだが、ルール・システム自体はかなり練られており、対戦ゲームとして見ればけっこうな掘り出し物。ただステージ数が少なく、1人プレイだけでは早々に飽きが来てしまう。身近に対戦相手がいた人なら評価は大きく変わると思う。
AボタンとBボタンを押している間、左右のハサミ(ロケットハンド)を飛ばすことができ、ボタンを放すと自機の位置へ戻ってくる仕組み。相手フィールドを移動するボールをハサミでキャッチして奪い取るのが基本の目的となる。相手を直接攻撃することはできないが、ボールを当てればダメージになる。
フィールドは固定型。ちょっと情報量が多い。
細かいテクニックや挙動を覚えておくとけっこう有利になる。制限時間制で「圧倒的有利な状況」というものが存在せず、これらのテクニックを使えば常に逆転のチャンスがあるという非常に練られたルール。