『まじかる☆タルるートくん2 まほうだいぼうけん』
1992年発売/ファミリーコンピュータ/アクション/株式会社バンダイ
前作はギリギリクリアできる絶妙にスリリングな難易度、多彩な魔法・アイテムを駆使して進んでいく楽しさがあったのだが、今回はギリギリでクリアできない厭らしい構造のステージが目立つ。キャラクターセレクトや成長と言った新機軸、魔法・アイテム関連のシステム一新といった要素がすべてプレイヤーのストレスを増大させる方向に作用してしまっている。原作ファンにもちょっと勧められない出来。
「かんたん」だと敵の数が減るが、まったく簡単じゃない。本作の難易度は「一撃死」「敵のイヤな動き」「使いにくい攻撃手段」のせいなので、敵が少し減ろうが状況は変わらない。
舌攻撃のリーチが長いタルがいちばん使いやすい。というか他の2人のパンチが短すぎる。後半は本丸が強制出撃になる場面もあるので、本丸も育てておかないとキツい。
魔法はたこやきを消費して使う。ミスするとたこやきが半分になる仕様のせいで、初心者ほど魔法を使いにくいという本末転倒なことになっている。