『麻雀放浪記CLASSIC』
1997年発売/ニンテンドウ64/テーブルゲーム/イマジニア株式会社
数ある『麻雀放浪記』コミカライズ作品の中でも最高傑作である(と筆者は思っている)、井上高重作画のコミックス『麻雀放浪記CLASSIC』をゲーム化。この渋い題材をなぜニンテンドウ64で展開したのか。
ぜひ漫画版も読んでほしいものだが、電子書籍化されておらず少々読むのに手間がかかる。ちなみにシャープな人物造形、熱気籠る対局シーンで数々の傑作麻雀漫画を残した井上先生だが、ご自身は麻雀を打てなかったとのこと。
1ページで終わる項目にわざわざ章扉を付け、カラーイラストを大きく掲載する心意気。
漫画『麻雀放浪記CLASSIC』は、当然ながら小説『麻雀放浪記』の漫画化なのだが、かなり換骨奪胎されている。
いかさま解放もストーリーモードの進行状況もパスワードで管理、という仕様はいくらなんでも古い。さいわいパスワード自体は短い。