『火の皇子ヤマトタケル』
1995年発売／スーパーファミコン／RPG／株式会社東宝
ごく一般的な2D見下ろし視点RPG。『女神転生』シリーズの原作者・西谷史がシナリオを手掛けているとはいえ、月齢システムに似た星座システム、仲魔システムに似た従魔システムなど、全体的にメガテンに寄せ過ぎた感がある。「世界中の伝説の魔物が集結する」という世界観もそうだが、あれは現代または近未来の日本が舞台だったからしっくり来ていたのであって、1500年前の大和の国にサラマンダーだのゴブリンだのダゴンだのケツアルコアトルだのが出てきても違和感しかないような…。
本作はエンカウント率が高く、かつ非常にレベルが上がりやすいため、序盤はキツいものの中盤以降どんどんヌルくなる。説明書で長々と説明している星座システムは完全にお飾りで、特に意識しなくても通常攻撃だけでボスすら沈んでいく。戦闘は作業、かといってストーリーが面白いかと言うとそうでもなく、モチベーション維持に困る作品。
ゲーム中のヤマトタケルは別に折り紙ではなく、次ページの他キャラと同じようにちゃんとしたビジュアルがある。
東北地方が省略されまくった日本地図。
説明書に載っているこの星座表は誤植があったらしく、正式なものが別紙で挟み込まれていた。いちばん肝心な部分なのに。
ここから五行について長い説明が始まるが、別に覚えなくてもクリアできる。
ゲーム中に登場するほぼすべての言霊・武器・防具・道具のデータが説明書に載っている。というのも、ゲーム中ではこれらの効果を確認できないため。
◆あなたの星座早見表
