『アメージングテニス』
1992年発売/スーパーファミコン/スポーツ/株式会社パック・イン・ビデオ
洋ゲー『David Crane's Amazing Tennis』の移植作。デビット・クレインはテニスプレイヤーではなく本作のゲームプログラマーで、日本版のゲームタイトル画面にはその名が掲載されている(日本では正直なところあまり知られていないクレイン氏だが、アタリの『ピットフォール』など多数の傑作を生み出している人である)。
最大の特徴はプレイヤー側から見たリアリティある視点。臨場感こそ非常にあるものの、やはり距離感がつかみにくく、慣れるまではボールを打ち返すことすらままならない。海外ではかなり評価が二分しているタイトルだが、この独特の視点に慣れることができるかどうかが最大のポイントには違いない。
パッケージの松岡修造っぽい人はまったく登場しない。
ちなみにタイトル画面でセレクトボタンを押すとスタッフロールが流れる。
一般的なテニスゲームはもう少し俯瞰の視点だが、本作はぐっと地面に近い。2人対戦もできるが、操作しにくい奥側のコートのプレイヤーがどう考えても不利。