『すごろく銀河戦記』
1996年発売/スーパーファミコン/テーブルゲーム/株式会社ボトムアップ
すごろく、と名乗っているが要は『モノポリー』の亜種。惑星に武将を配置することで自分の領地にでき、領地に相手プレイヤーが止まると補給代をせしめることができる。武将にはそれぞれ戦闘力があり、相手の惑星を攻撃することも可能。攻撃側が勝利すれば逆に資金を徴収できるほか、格安で相手の武将を買収できるが、攻撃側が負けた場合は通常の1.5倍の補給代を払う必要がある。
それなりのボリュームがあるシナリオモードと、人外キャラ多数のバラエティに富んだ武将たちがウリ。ただ『モノポリー』と比べると少々ランダム性が強く、本作ならではの強みに欠ける印象。
エンディングは各キャラごとに用意されている。全50シナリオをクリアするとスタッフロールが流れるらしい。正直ストーリー自体はそんなに文章量もなく、銀河の英雄の伝説みたいなのを期待していると肩透かしをくらう。
中継ステーションに止まったときに発生する「自分の惑星が問答無用で相手プレイヤーの手に渡る」イベントはかなり不評。それなりの頻度で起こるうえ、防ぐ手段が無い。
武将は個性的な連中が多いが、戦闘力以外の能力差はほとんどない。「アクシス出身で以前‟赤い三連星”と呼ばれていた武将・オルテガ」など、そういう小ネタはちょいちょいある。