『ひょっこりひょうたん島 大統領をめざせ!』
1992年発売/メガドライブ/ボードゲーム/株式会社セガ・エンタープライゼス
ドン・ガバチョ、トラヒゲ、ハカセ、サンデー先生の4人が大統領をめざし、それぞれの「ポイント」を競うというすごろくゲーム。目的地で演説するとポイントが大量にもらえ、規定回数の演説が終わったあとにポイントをいちばん多く持っていた人が勝ち。ポイントはプラスマスやマイナスマスで増減し、いろいろな効果を発揮するカードを使うこともできる。ぶっちゃけ「『桃鉄』のひょうたん島版」の一言で語り尽くせる内容だが、イベント類が見た目も内容もいまいち地味で、逆転要素にも欠ける。キャラごとに専用のBGMが用意されていたり、コマンドの文面も微妙に違っていたり(ガバチョなら「サイコロですぞ」、トラヒゲなら「サイコロだぜぇ」等)と、決して雑に作られたゲームではないのだが。
原作は1964年に放映開始した人形劇。1992年当時リメイク版が放映されており、ファミコンやゲームギアでもゲーム化されていた。
プレイヤーキャラはこの4人。人気から考えると妥当な人選。前述の通り、コマンドが各キャラの性格に合わせて微妙に違う。
お助けキャラは貧乏神枠で、目的地に近いほど、頼れるキャラがついてきてくれる。ただ、戦況を一気にひっくりかえすほどのメリットやデメリットはあまりない。
カードは強力なものも多いが、入手は完全に運。トラヒゲデパートでカードを買うためにも、カードマスでランダムに手に入る商品券が必要という仕様。