『激走戦隊カーレンジャー 全開! レーサー戦士』
1996年発売/スーパーファミコン(スーファミターボ)/アクション/株式会社バンダイ
わずか3ヶ月でソフト展開が終了した「スーファミターボ」専用ソフトの1本。『カーレンジャー』のゲームとしてはプレイディアの『激走戦隊カーレンジャー 戦え! ひらがなレーサー』に続く2本目となる。
戦隊モノのゲームははっきり言って子供だましレベルのものが少なくないのだが、本作はなかなかの力作。プレイヤー5人全員がそれぞれ差別化されていたり(これが出来ていないゲームが非常に多い)、グラフィックも含めて原作のコミカルな雰囲気を再現していたり、難度をほどほどに抑えつつちょっとした探索要素を加えて単調にならないよう配慮していたりと、制作陣のこだわりを要所で感じる。説明書も遊び心に満ちた楽しい作り。
敵に触れたり、穴に落ちても体力が減らないという親切設計。それしきのことでカーレンジャーは傷つかないのだ。
バッドエンドになるとゾンネットがアップで登場。むしろご褒美感がある。
なぜかゼルモダを前座にボスとして登場するKKエス。他の怪人たちが倒されると爆散するのに対し、KKエスだけはマックスの姿を取り戻して昇天していく。
めちゃくちゃ普通の喋り方のブルーレーサー。