『水島新司の大甲子園』
1990年発売/ファミリーコンピュータ/スポーツ/株式会社カプコン
コマンド選択方式で試合が進む、シミュレーション要素の強い野球ゲーム。一歩間違えば大駄作になりそうなリスキーなシステムだが、『ドカベン』『大甲子園』で活躍した各選手の個性を際立たせたうえで、野球ならではの「読み合い」の面白さを引き出しており、なかなか面白い。
大甲子園モードは1試合まるごとではなく、試合の要所をダイジェストでプレイしていく方式。POWもあらかじめある程度溜まった状態で始まる。
対戦モードではコマンド選択ではなく、ボタンの組み合わせで球種や打ち方などを決める方式。相手が何を選んだかは画面を見てもわからないようになっている。
主要キャラ以外はグラフィックの使いまわしが多く、再現度がやや低いのは唯一の残念ポイントだが、容量を考えれば仕方ないところか。