『元祖西遊記 スーパーモンキー大冒険』
1986年発売/ファミリーコンピュータ/アクションアドベンチャー/株式会社バップ
約700画面もの広大なマップを横断し、はるか天竺をめざすアクションアドベンチャー。フィールドの切なげなBGMは果てしなき旅への一抹の不安を表現すると同時に、中国大陸の雄大さ、流れる時間の悠久さも感じさせる名曲である。ゲームとしては最悪の一言で、これを遊ぶ暇があるならアリの行列を眺めてるほうがまだ面白い。
なぜか台湾からスタートするうえ、家が10件しか無い。
旅立つまでのストーリーではなく、エンディングまでの展開が書かれた斬新なあらすじ。
RPGにカテゴライズされることもあるが、キャラの成長要素が一切無いため、本ブログではアドベンチャーとして扱います。
ダケツ、マコウには元ネタがありそうだがよくわからなかった。
カバナリ、笑鬼、イワナリも元ネタがよくわからない。羽民は『山海経』に出てくる種族。
なぜか「歌のトップテン」が観覧できる謎のキャンペーン。「オリジナル劇画募集」もどんな作品が集まったのやら。「天竺親子ファミコンゲーム駅伝大会」は、当然このゲームを早解きするという地獄のような大会だったらしい。場所はヒルトンホテル、当選者の交通費・宿泊費もすべてメーカー持ちだったというから豪勢である。