『ファーストクイーン オルニック戦記』
1994年発売/スーパーファミコン/シミュレーションRPG/株式会社カルチャーブレーン
無数のキャラたちが一斉にぶつかりあって戦闘する「ゴチャキャラシステム」が特徴の、リアルタイムストラテジー要素のあるシミュレーションRPG。『ファイアーエムブレム』にも影響を与え、多数のフォロワーを生み、今なお展開が続く名作シリーズである。
本作はPC-98で発売されたシリーズ第1弾を移植したもので、違いはグラフィックとBGMの一新、一部ゲームバランスの変更、一部キャラの名称変更など。カルブレは「PC版を改良した夢之助バージョンだ!!!!」などと大仰に謳っていたが、実際は本質を変えない程度のアレンジに収まっている。
この夢之助バージョンは移植・配信等はされていないが、「ファーストクイーン」シリーズはプロジェクトEGGで全作プレイできる。また1作目のリメイク版『First Queen1 NEXT』がSteam、スマホで配信中だ。
夢之助、そういうとこだぞ。ちなみに原作では部隊の最大人数は20人だった。
少々取って付けた感もあるが、2人プレイモードも用意されている。
敵味方が入り乱れるバトルだが、親切なシステムのおかげで識別しやすい。
主人公のリッチモンドがクラスチェンジできるようになっているのもPC-98版との違いの1つ。クラスチェンジしたうえでレベルを上げれば最終決戦である程度放置していてもそうそうやられることはないため、他のキャラの操作に専念できる。
ケンタウロスとドワーフ、半魚人とアマゾネスは、それぞれどちらか一方しか仲間にできない。