レトロゲームの説明書保管庫

所持しているゲームの説明書を気ままに載せていきます。

『テトリス武闘外伝』1993年/スーパーファミコン

『テトリス武闘(バトル)外伝』

1993年発売/スーパーファミコン/パズル/株式会社BPS

 

 対戦特化のテトリス。テトリミノに「クリスタル」が混じっており、これを消すことでパワーが増加、パワーを消費することで1キャラにつき4種類の必殺技を使うことができる。次に落ちてくるテトリミノが表示される「センターネクストボックス」が各プレイヤー共有になっているのもユニークなシステム。自分が欲しいテトリミノが来た場合は急いでブロックを落とし、邪魔そうなヤツが来た場合はあえて相手に取らせる、といった駆け引きが生まれる。

 テトリスの発展形としてはなかなか良く出来ているのだが、調整が甘いのかキャラ格差が激しく、どう考えてもオオカミ男が強すぎる。対戦型の落ち物パズルでも必殺技の要素は意外なほど採用されていないし、バランス取りがかなり難しいのだろう。

 

レンサモードも『テトリス』ではありそうでなかったシステム。

ポップな絵柄のキャラクターは全員かわいらしく良い出来。ちなみに必殺技は使った瞬間のパワーによって効果が変わる。ハロウィンの場合はパワーが4あれば必ずボムになり、「フライを使ってパワーを3残す」みたいなことはできない。

オオカミ男で問題なのが「ヌー」。3つ落とすまでドロップ(高速落とし)ができない、というのはかなりの長時間になり、その間に相手にガンガンブロックを消されてしまう。効果が切れた瞬間に再び「ヌー」を打たれてしまうことも少なくなく、どう考えてもレベル2の性能ではない。