『ダイハード』
1990年発売/PCエンジン/アクション/株式会社パック・イン・ビデオ
ブルース・ウィリス主演の大ヒット映画をゲーム化。見下ろし型トップビュー視点のアクションシューティングで、主人公のマクレーン刑事が銃や火炎放射器をぶっ放しながら100人単位のテロリスト相手に無双していく。映画『ダイ・ハード』はそれまでの「筋肉モリモリのマッチョマンの変態が単身大暴れ!」というアクション映画とは異なり、マクレーンをどこまでも普通の人間として描いているところが斬新だったのだが、ゲーム版はその「よくあるアクション映画」のイメージから脱却しきれていない。普通に遊べる作品ではあるが普通どまりである。
ファミコン版もパック・イン・ビデオから出ており、トップビューのアクションシューティングである点は共通しているが、内容はまったくの別物。ちなみにPCエンジン版はナカグロが無い『ダイハード』表記になっている。
似せる気の無いロゴとその辺の銃の写真だけで作られた、どうにもやる気のないパッケージ。説明書も宣材写真の1枚すら使われておらず、寂しい作り。
ステージ1と2が屋外で、「池」はまるでジャングルのごとく広大。どんなオフィスビルだよ。
ボスは3体しかいない。ラスボスは異様な耐久度を誇る戦闘ヘリで、まるまる5分は撃ちあいを繰り広げることになる。