『スラップスティック』
1994年発売/スーパーファミコン/RPG/株式会社エニックス
発明家の少年となり、作成したロボットをカスタマイズしながら戦うRPG。主人公は戦闘には参加しないが、レベルが上がることでロボットのパラメータに振り分けられるポイントが上がっていく。このパラメータ配分はなかなか自由度が高く、豊富なアイテム合成や開発、連続技の登録なども含めるとカスタマイズ性はかなり高い。ほのぼのとした世界観も親しみやすく、難易度も戦闘自体はヌルめだが謎解きに頭を使う箇所もあってちょうどよい部類。傑作と言い切っていいだろう。今現在、スーファミの実物を手に入れるくらいでしか遊べる機会がないのがもったいない。
開発は『ガイア幻想記』『アクトレイザー』で知られるクインテット。ややチャイルディッシュな作風はスーファミ時代のクインテットでは珍しい。
連続技は組み合わせ次第でかなり強力になる。全体攻撃技は把握しておきたい。
ロボットは3体まで持てるが、バトルに出撃させられるのは1体のみ。交代は可能なので、いろいろなシチュエーションに合わせたロボットを用意しておきたい。先頭にバランス型、控えに尖ったカスタマイズのロボを置いておくといいかも。
レベル20になると開発できる「きえるんです」があると探索がだいぶラクになる。バトルで手に入る経験値が少なめなので、エンカウントがうっとおしい時は戦闘を回避したほうがスムーズ。