『ガンヘッド』
1989年発売/PCエンジン/シューティング/株式会社ハドソン
爽快感抜群の縦シューティング。パワーアップによる自機の強化が顕著で、圧倒的弾幕で敵をガンガン殲滅できる。かといって決して大味にもなっておらず、メイン武器とサブ武器の組み合わせで多彩な戦術が取れる。各ステージも個性的でグラフィック・BGMも良好。
いろんな意味で伝説の特撮映画『ガンヘッド』のゲーム化作品のはずだが、内容は映画とは1ミリも関係ない。ただゲーム自体が普通に傑作だったのと、映画『ガンヘッド』が大変ガンヘッドだったため文句を言う人はいなかった。ちなみにファミコン版『ガンヘッド』は本作とはまったく異なるロボット戦略シミュレーションとなっている。
そもそもガンヘッドは空を飛ばないのだが、本作の自機は「後の時代のガンヘッド」らしいのでなんでもアリである。
最大パワーアップした自機は超強力だが、逆に言えばミスして初期状態に戻ると一気に厳しくなるということ。ボムは16個までストックできるのでミス後の立て直しに使いたい。
ハドソン公式のゲーム大会「キャラバン」では、ステージ3をアレンジしたスペシャルバージョンでスコア競争が行われた。